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脳血管性の痴呆


脳梗塞などが原因で起きる痴呆を脳血管性痴呆といいます。脳卒中の中でも脳梗塞を起こす人が増えていますが、それにしたがって脳血管性の痴呆も増加をしています。

痴呆といってもその症状にいたるにはいろいろな原因があり、性別によっても違いがでます。痴呆の原因になるのが脳の病変です。

脳の神経細胞に異常が起きるのがアルツハイマー病、脳の血管に動脈硬化、脳梗塞、脳出血などにより障害がでるのが脳血管障害などにより障害がでるのが脳血管障害です。

最近、急増しているのが脳血管障害による痴呆です。これは特にアルツハイマーの2倍以上という統計もでているそうです。男性は比較的、動脈硬化の危険因子を持つことが多いためと考えられます。

脳血管性痴呆の多くは、脳梗塞が原因となります。脳細胞は血液からブドウ糖などの栄養素や酸素を供給されてますが、動脈硬化などで脳血管が詰まったりすると脳細胞に送られるべき血流が止まったりします。

酸素や栄養が不足して、脳神経細胞が壊死してしまいます。脳梗塞が起こった後に痴呆になるかならないかは、梗塞の大きさや起こった部位に左右されます。

広い範囲に梗塞が起こる脳の細胞の広い範囲が梗塞によって血流がストップし、壊死してしまうと、脳の機能にも影響が出て、痴呆がおこります。脳のあちことに梗塞ができる小さな梗塞でも、脳のあちこちにたくさんできると、痴呆がおこります。

特定の箇所に梗塞が起こる。脳の表面にある大脳皮質や深部にあるという視床に梗塞がおきると痴呆がおこりやすくなります。

大脳皮質のうちでも、特に前頭葉、側頭葉の海馬という部分に梗塞ができると、痴呆症状が起こる確率が非常に高くなり、危険です。その他には脳の白質におこる脳梗塞でも痴呆はおこるといわれています。


脳梗塞で行われる治療


脳梗塞で行われる治療には、内科的治療と外科的治療があります。ただ、梗塞が起こって時間が経過をあまりにも過ぎてしまうと障害を受けて脳細胞は壊死してしまい損傷を受けた脳はもとには回復しません。

脳梗塞が完成してしまう前に血流が再開通したり、血管が詰まったままでも周りから血流が補われると完全な脳梗塞にはならずに済んだり、脳梗塞になっても最小限の障害で済んだりします。

麻痺などの神経症状が出てから間もない時は血栓や塞栓を溶かす薬を使ったり、微少な血液の循環を改善させる薬をつかったり、血栓や塞栓を出来にくくする薬を使ったりします。

こうした治療を内科的治療と呼んでいます。多くのケースで、内科的治療だけでもかなりの治療効果が期待できます。

外科的治療 完成してしまった脳梗塞はどのような治療をしても元通りにはなりませんが、血流が不足しているだけでまだ完全な脳梗塞になっていないような場合は血流が増えるような手術で脳梗塞を防げることがあります。

また、発症して間も無い時にはを使って詰まった血管の血流を再開通させることで症状を改善させることができる場合があります。

脳血流を改善させる手術で代表的なものは、頚部の頚動脈に対する血栓内膜剥離術とバイパス手術でしょう。これらの外科手術は主として将来の脳梗塞の発症や悪化を防ぐ目的で行われることが多く、病状が比較的落ち着いている時に行われることがほとんどです。脳梗塞が起こって間もない急性期に行われることは稀です。

血栓内膜剥離術 頚部の頚動脈にはしばしば動脈硬化によって狭窄(細くなる変化)が起こります。このため、脳へ行く血液が不足したり、動脈硬化の部分に出来た小さな血栓が塞栓になって脳の血管を詰めてしまうことがあります。
このような時に動脈硬化の部分を削り取って頚動脈の狭窄を治す手術です。実際に脳梗塞の症状がある場合で狭窄の程度が70%以上ある時は内科的治療よりも手術の方が勧められます。

症状が無いような場合でも狭窄の程度が60%以上の時はこの手術に熟練した脳外科医が行うのであれば内科的治療よりは手術の方が勧められています。

バイパス手術 脳の血管が詰まると普通は脳梗塞になりますが、時に脳梗塞にならずに助かっていることもあります。このような場合でも、助かった脳の血液が不足しているといずれ脳梗塞になってしまう恐れがあります。このような時に頭の皮膚の血管と脳の血管をつないで脳の血流を増やそうとする手術です。

1980年代におこなわれた国際共同研究で脳梗塞に対する予防的効果については内科的治療を上回ることはないという見解が出たため、最近では以前に比べてあまり行われなくなりました。

バイパス手術を行うことで血流が増えることは事実です。個々の患者さんの状況を注意深く調べてみると、中には内科的治療よりも効果が期待できるケースもあると思われます。そのため、脳血流の状態を詳しく評価した上で効果が期待できる時には行っています。



脳梗塞の種類


脳梗塞は三つにわけて考えられています。それは、ラクナ脳梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症です。一つ一つ見ていきますと。

ラクナ脳梗塞で使われているラクナは、ラテン語で小さな孔を意味しますが、動脈が分かれながら脳の深いところへ進んだ先の細生動脈に起こる脳梗塞です。日本人に一番多く見られ、梗塞をおこした場所により、運動麻痺や言語障害、自分がどこにいるかわからなくなるなど障害の出方や程度は多様にわたっています。

障害部位が小さい当初は症状が自覚しにくく、隠れ脳梗塞ともよばれますが、日本人では40代で四分の一、50代で三分の一、60代では2人に一人が程度の差はあってもラクナ梗塞をもっているとみられています。

脳血管性の痴呆に進む前の段階として知られるまだらぼけも、このラクナ梗塞の一症状になります。小さな梗塞によって死んだ細胞の周囲に浮腫ができて、それが周辺を圧迫することで梗塞が拡大していくことも指摘され、何回も再発しやすいといわれています。


アテローム血栓性脳梗塞は、脳の太い動脈に血液中のコレステロールや中性脂肪などがたまるアテローム変性が原因で起こります。高コレステロール血症の人に起こりやすい病気です。

アテローム変性で荒れた血管壁に血小板が集まって巨大な血栓になることがあり、脳の太い動脈を完全に詰まらせてダメージを大きくすることがあります。


心原性脳塞栓症では、不整脈が生じた状態がおきると心房から心室へ一気に血液が送り出せなくなり、血液が心房内によどんで血の塊ができやすくなります。こうしてできた血塊が動いて動脈へ押し出され、流れ着いた脳の動脈につまった状態が心原性脳塞栓症です。

心臓内にできる血栓は比較的大きなものが多いため、これが原因となる動脈塞栓症は脳に与えるダメージが大きく、重症になりがちです。



脳梗塞にかかる人が増加している


脳梗塞にかかる人が老若男女に関わらず、増加しています。脳に起きる最も多い血管障害が脳卒中で、この中には血管が破れて出血する脳出血と脳内の血管が血栓によってつまるために起こる脳梗塞があります。

日本では過去、脳卒中と言えば脳出血おおかったのですが近年では脳梗塞が断然多くなり、脳卒中の60パーセントを以上を占めるようになりました。

脳梗塞の種類には大きくわけると次の二つがあります。脳血栓と脳塞栓があります。

脳血栓も脳塞栓も、どちらも脳の動脈がつまったために、そこから先の神経細胞に血流が届かなくなり、酸素とブドウ糖などの栄養の供給が途絶えて神経細胞が損傷します。

医学の進歩によって脳卒中の救命率が高まってきましたが、破壊された脳神経細胞は決して再生しないので、脳出血にせよ、脳梗塞にせよ、さまざまな後遺症で、本人はもとより家族に多大な負担をかけることになります。